【IT問題】2045年・2038年問題と実現性・対策をわかりやすく解説!【情報化社会】

IT関連

 みなさんこんにちは!ピーチ持ちです!

 ここ数年AIやIoTなど、多くのITにおける分野が話題になっていますね!

 そんな中、2045年問題2038年問題というものを聞いたことがあるのではないでしょうか?
 しかし情報系の学校に通っていない方などは何がどう問題なの?というのが分かっていない方も多いと思います。

 そこでそれらを含め、いくつかのIT問題を紹介し、解説していきたいと思います。

スポンサードリンク

2045年問題(シンギュラリティ)

 2045年問題を簡単に述べると

 AIが発達し、人間より賢くなってしまう

 というものです。

 これによって起こる問題は

  • 今ある多くの仕事が機械にとって変わる
  • 人間がAIに支配される
  • AIの指示の理由は人間には理解できない
  • 人間にはAIの成長を止められない

 などが挙げられています。

 AIに支配される未来、そこは人間はAIによって作業内容を決められ、その作業を行う意味は理解ができないと言われています。
 というのも、人間よりAIの方が賢く、効率的に考えることができるためだと言われています。

本当に起こるのか?

 しかし今の社会をみていると、そのようなことが本当に起こるの?と思う方も多いと思います。実際人間の方がコンピュータより臨機応変に対応できますし、コンピュータは人間が使ってこそだと思いますよね。
 そこで、まずは次の図をみてください。

https://images.app.goo.gl/iRrtZniWu17MqoMr8

 こちら2045年問題の発生をわかりやすくまとめられた図になります。
 レイ・カーツワイル氏が本の中で提唱したものであり、人間の知能レベルが上がる速度よりもコンピュータの方が圧倒的に速いのがわかります。

 この原因として、人間が開発したAIがより高性能なAIを作成し、そのAIがより高性能なAIを作るといった具合に、指数関数的な成長をしていきます。

技術的にありえるのか?

 これだけ聞くと本当に起こるものだと感じる方も多いと思いますが、技術的な面で追いついていないのではという疑問も上がると思います。
 AIが自身で成長していくといっても結局元の技術が高くなければできないと僕も思います。

 しかし最近あのGoogle「量子コンピュータ」というものを開発したのをご存知ですか?

 量子コンピュータというのは簡単にいうと信じられないほど高い処理能力をもつコンピュータです。日本でも理化学研究所と富士通が共同開発した「京」というスーパーコンピュータ(スパコン)があります。これの処理速度は1京回の計算をわずか1秒で終わらせるという驚異のスピードを持っています。

 しかし量子コンピュータはその計算量を圧倒するほどの速度を持っています。スパコンで1万年かかる計算をわずか200秒(3分20秒)でおわらせます。
 現在ではAIに組み込まれているような話は聞いていませんが、これが組み込まれれば可能なのではないでしょうか。

ロボット工学三原則

 AIが支配するといっても僕はあるものが気になります。

 それはロボット工学三原則というものです。

 聞いたことがある方も多いと思います。アイザック・アシモフ氏が自身のSF小説内で定め、フィクションだけでなく現在のロボット工学にも影響を与えています。

ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。

ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

2058年の「ロボット工学ハンドブック」第56版、『われはロボット』より

 このようにロボットは人間に危害を加えてはいけないと定められていますね。
 この提唱があり、プログラムに組み込まれている以上従属させられることはないと思います。 

 しかしAIは自身でより高性能にしていくうちに人間を不必要だと認識したらどうでしょうか?そのプログラムを消す可能性がありますよね。

 一概に安心はできないですね。

対策

 これに関する対策は下手にAIを発展させすぎないところにあると思います。

 AIを確実に制御をできるような状況を作り、人間に悪影響が起きないようにするのです。
 そうすれば社会はより便利になりますし、いい社会になりますね。

 しかし人が関わる仕事が減るというのはどうしても否めないです。

2038年問題

 こちらを簡単に説明すると

 世界中にある特定のコンピュータの動作不良が起こる

 というものです。

 というのもコンピュータを動かす多くのものには時間が関わっています。その時間に問題があります。
 その時間というのは32bitの0と1の配列によって表されています。
 この32bitまでしか格納できない箱に33bit目の値が入るとオーバーフローを起こし、値がおかしくなります。
 よって時間を必要としたコンピュータの動作がおかしくなるのです。

影響のあるコンピュータ

 このことから、時間が正確に動くのが前提で作られているコンピュータは誤作動を起こしてしまいます。

 古いコンピュータの多くは32bitが使われているものがほとんどで、間違いなく誤動作を起こします。しかし最近のコンピュータのほとんどは対策をなされており、特に問題はありません。

 それでも国家レベルの作業を行なっているコンピュータが対策されていなかったらと考えると怖いものがありますね。

対策

 これの対策としては64bitまで格納できる箱を用意し、対応させることです。符号付64bitという箱にするのですが、その話は少し難しいので省きます。

 符号付64bitにすると、西暦3000億年までは使うことができます。それまでには人間滅びてるでしょうし、大丈夫だと思います。

 しかし中には64bitに対応させられないものもあります。それらは符号無し32bitにすれば西暦2106年まで使えます。それでも人間が生きているうちにはやはり使えなくなってるでしょう。根本的な解決にはなりませんね。

 しかし安心して欲しいのは、ここ最近のWindowsは64bitに対応しているものがほとんどですし、Macはエポックタイムというまた別のものを実装したため、この問題は回避できます!

まとめ

 このようにITにおける問題は深刻なものがあり、ここに述べたもの以外にもまだまだあります。ここから先より便利な社会にしていく裏にはやらなければいけないことや、気をつけなければいけないことが山積みです。

 一般人には理解できないことが多いですが、その動向をこれからも見ていきましょう。

 ではまた!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました